2015/07/15

バケモノの子(The Boy and the Beast)





これぞエンターテイメント!!!!

正直言って、めちゃくちゃ面白いです。
こんなに子供も大人も楽しめる映画、なかなかないです。


二時間という尺に詰め込まれた約六時間分のエッセンス。
細田監督の『時をかける少女』では思春期の甘酸っぱい青春、『サマーウォーズ』では強敵との戦い、『おおかみこどもの雨と雪』では子供の成長と旅立ちが描かれているのですが、本作には、これが全て入っています。
引き伸ばしたら三部作にできそうな、そんなボリュームです。


アニメーションも素晴らしくて、九太の身軽な動きに合わせてぐんぐん人ごみの中を進んでいく映像など、映画館の大きなスクリーンで観ると本当にワクワクします。


二つの異なる世界の間で生きる主人公、というのは細田監督のテーマなんでしょうか。『時をかける少女』では現在と未来、『サマーウォーズ』では現実とインターネット、『おおかみこどもの雨と雪』では人間と動物。

九太はふとしたことからバケモノの世界に迷い込み、熊徹の弟子になります。

人間は誰しも闇を抱えている。それがバケモノ世界では禁忌であり、彼らが彼らの世界に人間を拒む理由だったのですが、人間がそこに足を踏み入れたことで、バケモノ・人間両界が危機に陥ります。
それは、観てのお楽しみ。


ところで、人間界に戻ったその日に彼女ができるって羨ましすぎる・・・・!!!!




予習
不要

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